代表挨拶
株式会社EDUCOM
代表取締役CEO兼COO
小林 泰平

EDUCOMは、1989年の創業以来、全国の小中学校の学校現場を支援することで、「元気な学校づくり」のサポーターとして歩み続けてきました。1995年からは学校現場の先生方と一緒に校務支援システムの開発に着手し、ICTの力を活用して学校の業務改革を推進するための活動を行ってきました。
はじめは掲示板一つから始まったシステム開発ですが、先生方の想いを伺い、対話を重ね、一つ一つ学校現場の夢を形にすることで、数多くの機能を備えた統合型校務支援システム「C4th(シーフォース)」になりました。
学校現場の先生方の支えをいただいて、現在では約600自治体、約11,000校を超える学校の皆様に当社の製品をご利用いただくまでに成長し、校務支援システムのNo.1カンパニーになることができました。
現在、学校は大きな変革の流れの中にあります。
時代に合わせて学習指導要領が大きく変化し、子どもたちの学び方が変わりました。またGIGAスクール構想による1人1台端末を活用した学びへの対応や、システム間連携やデータ分析を活用した個々に寄り添った教育の実施、多様な子どもたちへの対応の要請。Next GIGA時代における教育への期待は強い波となり、これまでにない加速度で学校環境と現場の先生方の仕事の変容を求めていると感じています。そしてそれらは同時に、EDUCOMにとっても大きな変化が必要な状況を運んできました。
これまでEDUCOMは統合型校務支援システムメーカーとして、校務の効率化を支援してきましたが、学校現場にはまだまだ解決しなければいけない課題が多数存在し、前述のとおり時代に合わせた新たな課題が発生し続けています。
学校の業務改革、働き方改革はこれからが本番です。未来の教育の実現はその先にあります。
我々は、現場の先生方と一緒にここまで歩み、そして育てていただき、「C4th」とそのサポートが最大の強みになりました。育てていただいた学校への想い、校務支援のノウハウや技術を集結し、これからの時代に求められる新しい機能、製品の開発を強力に進めることで、学校現場にこれまでとはまったく異なる、新たな価値を提供することを目指します。
現在、当社では「次世代学校支援システム」として、フルクラウド環境で教育委員会・学校・保護者・児童生徒、教育にかかわるすべての人が利用できるシステム「C4th US(シーフォースアス)」の開発をベネッセグループ、様々なパートナーの協力を得て推進しています。これは、少し未来の学校を、現場の先生方と一緒に創り上げてゆくプロジェクトだと考えています。
また、活用支援が中心であったサポートにおいても、「学校のカスタマーサクセス」という視点を持ち、これまでの枠を超えた、よりコンサルティングに近いサポートで、学校現場の課題を解決できるよう挑戦していきたいと考えています。全国で学校現場を支援する200名近いサポートスタッフが現場の改革の支えになれましたら、本当に幸せです。
今後のEDUCOMは、学校現場の先生方と同じ視点、視座に立ち、未来を支える子どもたちを育んでゆくことを念頭に、これから学校現場で求められる価値、先生と子どもたちのあるべき姿を追求するため、システムとサポートをより発展させ、これまで以上に強く学校現場の夢の実現をお手伝いしていきます。
最後になりますが、今後もより力強く全社一丸となって学校を支援できるよう、目指す姿、果たすべき責任、活動方針をMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)として策定しておりますので、ぜひ一度ご高覧頂けましたら幸いです。(EDUCOMのMVVについてはこちら)
今後も学校現場の明日を元気に明るくするため、子どもの未来にワクワクをとどけるため、今まで以上に邁進してまいります。