2026.02.26
ニュースリリース
EDUCOM、統合型校務支援システム「C4th」のデータをAIスクリーニングシステム「YOSS」で活用する実証試験を開始
教職員の業務負荷を軽減し、児童生徒の課題の早期発見・対応へ
株式会社EDUCOM
全国の小・中・高等学校に学校支援システムを提供する株式会社EDUCOM(読み:エデュコム、本社:愛知県・東京都、代表取締役CEO兼COO:小林 泰平、以下EDUCOM)は、大阪公立大学現代システム科学研究科山野研究室と協働し、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)が推進する研究開発プログラムにおける2025年度新規プロジェクトの実証試験(以下、本実証)を開始します。
本実証では、EDUCOMが提供する統合型校務支援システム(*)「C4th(読み:シーフォース)」に登録されたデータを活用して、大阪公立大学現代システム科学研究科山野研究室が開発したAIスクリーニングシステム「YOSS(読み:ヨース)」でスクリーニングを行うことにより、スクリーニングのための情報収集における教職員の負担軽減と子どもの課題の早期発見という課題に焦点を当て、データ活用による「チーム学校」支援モデルの実用性を検証します。

(*)統合型校務支援システムとは、教務系(成績処理、出欠確認、時数など)・保健系(健康診断票、保健室管理など)、指導要録などの学籍関係、学校事務系などの統合した機能を有するシステムのこと。
本実証の背景
日本において、子どもの貧困、ヤングケアラー、虐待などの問題は深刻化しており、教育現場においても、子どもの課題の早期発見と対応の重要性が高まっています。しかし、その一方で、教職員の業務負担が大きく、子どもの課題を担任一人で抱え込みがちな構造が、円滑な教育活動のボトルネックとなっています。
本実証は、JST/RISTEXの「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(シナリオ創出フェーズ・ソリューション創出フェーズ)」による採択プロジェクトで、「YOSS」における「C4th」のデータ活用の有用性を教育現場で検証し、全国展開可能な実用モデルを確立します。
本実証の概要
本実証では、全国11,000校以上に導入されている「C4th」が保有するスクリーニングに必要となるデータを、AIスクリーニングシステム「YOSS」へ連携することで、その有効性を実際の教育現場の運用データに基づき検証します。
<採択プロジェクト概要>
「SDGs達成に向けた共創的研究開発プログラム(シナリオ創出フェーズ・ソリューション創出フェーズ)」
- プロジェクト名: 誰一人取り残さないこども未来社会の実現~校務支援システム連携による学校版スクリーニングシステムの展開~
- 研究代表者: 大阪公立大学 大学院現代システム科学研究科 教授 山野 則子
- 協働実施者: 株式会社 EDUCOM エデュコム教育システム研究所 所長 下村 聡
<検証のポイント>
- 教職員の負荷軽減
- 「C4th」に登録された日々の出欠情報や保健室の来室記録などを、自動的に「YOSS」へ受け渡しがしやすいデータとして出力。
- 子どもの課題の早期発見・対応の質
- 「YOSS」が潜在的に支援が必要な児童生徒を判定することで、早期支援を実現。
- 「チーム学校」の実現
- AIによる客観的なデータを、担任だけでなく、養護教諭や管理職などの「チーム学校」で共有し、課題を担任一人で抱え込むことを防止。
今後の展開
EDUCOMは、実証試験を通じて得られた知見と成果を、大阪公立大学現代システム科学研究科山野研究室と協働で分析し、システムの精度と汎用性を高めてまいります。また、本実証により確立したデータ活用モデルをもとに、「YOSS」とのシステム連携機能の標準実装および全国展開を目指し、教職員のウェルビーイング向上と子どもの健全育成に貢献します。
■「YOSS」について
「YOSS(Youngsters’ Obstacles Screening System、ヨース)」は、教職員の記録などのデータから、問題行動の兆候をAIが自動でスクリーニングし、見落としを防ぎ早期対応を支援する、大阪公立大学現代システム科学研究科山野研究室が開発したAIスクリーニングシステムです。
■「C4th」について
「C4th」は、EDUCOMがクラウドあるいはオンプレミスで提供する、全国の小中学校向けに先生の校務の効率化を支援する統合型校務支援システムです。
「YOSS」におけるデータ活用にご興味がある場合は、お問い合せフォーム、またはEDUCOMの担当者にお問い合わせください。
URL:https://www.educom.co.jp/service/c4th
■株式会社EDUCOM(エデュコム)について
1989年4月に教育用コンピュータ事業を開始、1990年に有限会社として設立。先生の校務の効率化を実現する「統合型校務支援システム」をはじめ、保護者向け情報発信ツールや子どもの「心と学びの記録・振り返り支援システム」などの学校支援システムは全国約680自治体、約12,000の小中学校で利用されている。
2019年1月にベネッセグループのClassi株式会社と戦略的パートナーシップを締結。現在は、文部科学省が推奨する教職員の働き方改革の実現および教育活動の高度化を目指す教育DXの取り組みを受け、1人1台端末定着後のNext GIGA時代を視野に入れた次世代学校支援システム「C4th US(シーフォースアス)」を、2026年度提供に向けて開発中。
■会社概要
名称 :株式会社EDUCOM(読み:エデュコム)
代表取締役 :小林 泰平
本社所在地 :
〒486-0918 愛知県春日井市如意申町7-7-5
〒163-0415 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング14階
事業内容 :学校支援システムの開発・販売・サポート(導入・運用・保守)
URL :https://www.educom.co.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社EDUCOM
お問合せフォーム:https://www.educom.co.jp/contact