
三重県四日市市
教室で入力された情報がボタン一つで瞬時に学校全体で確認できるというのはとても便利です。特に朝の慌ただしい時間帯において先生方の負担軽減・分散に役立っています。初めはICTに抵抗があった先生方も、いまではすっかりタブレットを使いこなしていらっしゃいます。
学校にとって、児童生徒の所在確認は非常に重要な要素です。
保護者から学校へ欠席の連絡を入れるのを忘れてしまっていただけ、ということもありますが、朝家を出たはずの子どもが学校に来ていないということもあります。登校中にトラブルがあったかもしれませんし、何か悩みごとを抱えていて家を出たものの学校に来られないという場合もあり、迅速な対応が求められます。
朝の会での出席確認時、欠席連絡が入っていないにも関わらず登校していない子どもがいた場合、これまではその所在確認にかなり時間がかかっていました。
「C4thポータブル」が入ってからは、教室で担任の先生が出席を取ってステータスが「未確認」の子がいると、職員室にいる管理職の先生やその他の先生が、保護者への連絡など所在確認の対応を行えるようになりました。大規模校では1時間目が終わるころまでかかっていた所在確認ですが、今ではスムーズに終えられるようになりました。
教室でタブレット端末を用いて情報を登録し、それがすぐに職員室や保健室など別の場所で確認できるようになったことで、これまで情報の集約にかかっていた時間が短縮され、円滑な学校経営につながっています。
瀬戸市の東山小学校では教室で「C4thポータブル」を使って、朝の健康観察と同時に所在確認を行っています。
これまで養護教諭は、朝の会が終わったころに各教室を回って健康観察簿を回収し、それらを保健室に持ち帰って内容を確認しながら校務支援システムに転記していくという作業が発生していました。
「C4thポータブル」を導入してからは、担任の先生が教室で入力した健康観察の内容はそのまま校務支援システムに連携されるため、養護教諭の業務負担が軽減されました。
削減された時間を使って、子どもたちが教室からタブレットで入力している「スクールライフノート」の心の天気(*)を確認し、スタンプを返すなどの、心身の健康状態把握やコミュニケーションの時間にあてられるようになりました。
(*)「スクールライフノート」は児童生徒の心と学びの記録・振り返り支援システムです。心の天気は、「スクールライフノート」内の一機能で、児童生徒が自分の心の状態をはれ・くもり・あめ・かみなりにたとえて入力するというもの。
ICTはあくまでツールの一つとして活用し、業務負荷軽減により捻出された時間で子どもたちと一層向き合えるようにしていきたいです。
三重県四日市市
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愛知県瀬戸市
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